ほんのすこし夜の闇が深くなったように感じるのは瞼が重いせいだと彼女は言った
うさぎの目
湿度はやや高い
世界は君の都合のいいように切り取られている
だから君は君を7人も生み出して絶望に浸す
いちばん愛おしいのはいつだってぼくだ
140文字で綴る自由詩
逃げ込みたい扉は鍵が掛かっていて入れないなんて馬鹿げている
24周する間に108回は死にたくなるくせに
私が嘘じゃないと言えばそうなのだから余計なことを言わないでほしい
満月になったら月に帰らなくちゃならないけれど
13番目の数字を指したら助けにきてね
アデュー